洪川東倉村
- 住所: 江原道 洪川郡 乃村面 物傑1里
中宗の時代に大同米収集倉庫があった村で、洪川の東にあることから、東倉村と呼ばれるようになった。雷にまつわる伝説や三兄弟岩の伝説が伝えられ、様々な文化遺産がある生きた歴史の現場だ。また、無公害農産物と忘れられかけている故郷の情趣を体感できる村こそ、この東倉村だ。
ミニ栗カボチャ体験
栗カボチャは、カボチャなのに栗の味がすることから、栗カボチャと呼ばれている。
カンチモル情報化村では、2010年5月にオソン営農法人に栗カボチャ選別場が設置された。選別作業を経た栗カボチャはすべて日本に輸出される。
アヒル農業体験
アヒル農法を用いた米栽培は、田植えをした田んぼにアヒルを放って雑草と害虫を食べさせ、無農薬・高品質の米を生産できる環境農業だ。青い野でフリフリ歩くアヒルの後を追って歩いていると、いつ日が暮れたのか分からないほどその面白さに没頭してしまう。アヒル農業体験は、野を埋めつくすアヒル農軍の後を追って歩き、自然を学んで農村生活を体験できるプログラムだ。
アヒル農業だけでなく、田舎のおじさんと一緒に唐辛子、キュウリ、トマトの収穫など様々な農村体験を楽しめる。
ヤマブドウワイン醸造
収穫から包装までの体験と、収穫したヤマブドウをツボにぎっしり入れて名札を付けて発酵させるワイン作り体験を提供している。ワインは、12月頃の年末年始頃に開封され、開封時期には農場でお祭りハンマダンが催される。
五味子体験
五味子は、甘味、酸味、苦味、塩味、辛味の5つの味がすることから五味子という名で呼ばれている。味と香りが素晴らしいことで既に有名な東倉村の五味子を直接収穫して、採った五味子で風邪予防に効く五味子茶を味わってみよう。五味子ワイン醸造方法も教えてくれる。
川狩り
川狩りは、春、夏、秋の農業が暇な時期に行われるイベントで、仕事に対する憂いを忘れて川で魚を捕り、捕った魚を現場で料理して味わって遊んだ韓国の生きた伝統遊びの最も基本といえる。
東倉村では、この韓国的伝統遊びである川狩り文化を直接体験することができる。乃村川の澄んだ水と南山の美しい自然景観、川狩りに必要な小さな道具がすべて用意されている。
小正月遊び
昔から、新年の初日に満月が浮かぶ日を『小正月』と読んで祝っていた。
東倉村では、小正月になると己未万歳公園と村の前の広い平野を舞台として、一年の豊年と村の安寧を祈る祭祀をはじめ、小さな音楽会が催される。日が西に沈む頃には、それぞれの願いを書いた紙を高々とした藁の墓にかけて、火を付けて天に飛ばすネズミ火遊びイベントが繰り広げられる。
こども達の松明回しは、忘れ去られていく韓国の伝統文化をもう一度心に刻む機会になるだろう。